珍しい茄子の入荷が始まりました!


ゼブラ茄子

これは紫の縞模様が美しいナスで、品種名もゼブラ(Zebra)といいます。一般的な千両茄子よりも大きくふっくらとしていて、米ナスと同じくらいかやや小さいくらいの大きさです。

同じように紫の縞模様が入るナスにカプリスやフェアリー・テイル、リスターダ・デ・ガンディアなどいくつかの品種があり、「ゼブラなす」という呼び名はそれらの総称として使われています。

◆調理のポイント

基本的には加熱調理に向いたナスで、肉質に締りがあり、生や漬物には向いていません。

やや皮が固い傾向にあり、素揚げすると皮がセロハンのように口に残ってしまう感じになる場合があります。切ってみた時に、皮が固そうであれば剥いて調理する方が良いかもしれません。焼きナスにすると綺麗に皮が剥けます。

果肉がしっかりとしているので、焼いたり煮ても崩れにくく、それでいて食べた時に適度な食感として楽しめる柔らかさになります。

◆主な料理

オリーブオイルでソテーする他、ラダトイユやカポナータにもお勧め。皮を剥いて素揚げやソテーしたものをジェノベーゼに仕上げても美味しいです。

厚さ5mm~1cm程に輪切りにした物をニンニクを効かせたオリーブオイルでソテーし、それをグラタン皿に詰めてトマトソースを掛けチーズをのせてグラタンにするととても美味しいです。

ホワイトベル

ホワイトベルの大きさは直径8~9cm、長さ15cm程で、米ナスと同じような形をしています。表皮の色は真っ白で艶があり、ヘタの部分は緑色です。こうした真っ白のなすには一般的な紫色のナスに含まれるアントシアニン系色素の「ナスニン」が含まれていないのが特徴です。中の果肉も見事に真っ白で、種も気になりません。

◆調理のポイントと適した料理

白ナスはこの白さがポイントです。切ると時間と共にアクのために茶色く変色してくるので、すぐに塩水に浸して置くようにしましょう。

 

フライパンなどで焼いたり炒める等の加熱調理すると皮の色が茶色くなります。白く仕上げたい場合は、さっと180度位の油で素揚げしておくと綺麗に仕上がります。もちろん、色が気に成らないのであれば生のまま炒めたり焼いても大丈夫です。

◆適した料理

素揚げして色々なソースで食べたり、グラタンやパスタの具などにお勧めです。クリームシチューやクリーム煮などを白く仕上げたい場合にはこうした白ナスが活かせます。炒め物に加えても良いでしょう。その他、米ナスと同じ料理に使えます。

 

 

 

白茄子(トロナス)                             埼玉青大丸茄子

この青ナスは「翡翠ナス」「緑ナス」「白ナス」など様々な呼び名で呼ばれ、各地で作られている固定種です。各農家が自家採種し、生産されていることが多いです。色は淡い黄緑色で、つや消しのような滑らかな肌触りでてかる様な艶はありません。皮は一般的な千両茄子に比べ固く、焼いたり揚げるなどすると口に残りやすいです。中の果肉は皮近くは薄い黄緑がグラデーションのようになっていて中心部は白くなっています。締まった感じがしますが、水分が多く加熱調理するととても柔らかくなります。

◆調理のポイント

 

基本的に加熱調理に向いています。漬け物には向いていません。

皮は硬いのですが、米ナスや丸ナスとは違い、果肉は加熱調理するととても柔らかくなり、煮込むと解けて崩れやすくなります。トロナスとも呼ばれている所以です。

厚めに輪切りにして焼いたものを田楽やグラタンなどにすると美味しいです。ものもそうですね。

弊社EC担当社員が料理を作ってみました。